割賦販売とは


割賦販売(かっぷはんばい)とは、商品の購入代金を分割して支払うことを前提とした販売方法。
支払間隔に応じて週賦・月賦・年賦などの方法がある。
消費者信用のうちの、販売信用の一つ。

割賦販売の成立


日本では、20世紀に入ったころから、割賦販売を専門的に行う「月賦百貨店」が成立した。

第二次世界大戦後、経済が復興するにつれて、耐久消費財を割賦販売で購入する消費者も増えてきた。

当時は、「月賦」という用語で普及していた。

しかし、割賦販売で購入できるのは特定の商品だけとか、特定の店でだけとか、利用は限られていた。

信販会社の登場

販売店が割賦販売の業務を全てこなすことは負担も多いので、
割賦販売のあっせんを専門にする信販会社が登場した。
信販会社は、代金を消費者に代わって販売店に立替払いすることで、
販売店の負担を減らした。

クレジットカードの登場

それまでの割賦販売は、商品を購入するたびに個別に消費者が申し込む形であった。

これに対し、あらかじめ審査を受け、カードを発行してもらえば、あとはカードを提示するだけで、
限度額以内であれば、何回でも後払いでの購入が可能なクレジットカードが登場した。

現在では、自動車などの特に高額商品を別にすると、
割賦販売はクレジットカードを用いて利用するのが一般的である。

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