経済主体とは
家計・企業・政府 の3者を経済主体という。
これは、たとえて言えば、「経済」というドラマに登場する主人公である。
家計は、労働者として企業に労働力を売り、その対価として賃金を受け取る。
そして、その賃金で生活に必要な商品を購入する。
企業は、生産者として、労働者を雇い、商品を生産する。
その商品を販売して利潤を得ることを目的にしている。
生産者・企業と消費者・家計だけでも「経済」はうまくいきそうだが、
現実には、両者を取り持つ「仲人」がいないと経済はうまくまわらない。
この「仲人」が政府である。
政府は、家計・企業から租税を集め、
その租税で企業が生産しないような道路、港湾、消防、警察などの公共サービスを提供する。
政府で働く職員は、公務員として、一部の家計から出向いている。
また、政府が仕事に必要な物品や政府が建設する道路・建築物等は企業の商品を
購入する形でまかなっている。
こうして、家計・企業・政府が相互に関わりあって経済が回っている。
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